別名 | 松尾城 末尾城 |
地方 | 中部(北陸)地方 |
所在地 | 石川県七尾市 |
旧国名 | 能登 |
天守 | 建てられていない |
築城時代 | 室町時代 |
築城年 | 1428年 – 1429年 (正長年間) |
築城者 | 畠山満慶 |
城タイプ | 山城 |
備考 | 日本100名城 |
畠山氏最後の城
室町幕府の管領・畠山氏の庶流が能登守護となり、上杉謙信(うえすぎけんしん)に滅ぼされるまでの間、11代・169年間にわたり、居城としたのが七尾城です。
当初、能登府中は、港付近に置かれていましたが、永正一揆などの政情不安から、石動山系に七尾城と城下を築き守護所としました。
上杉謙信(うえすぎけんしん)によって、七尾城は落城し、一時能登は上杉領となりますが、1581年(天正9年)には、織田信長(おだのぶなが)領となり、七尾城には前田利家(まえだとしいえ)が入城します。しかし、翌年には府中の小丸山に居城を移し、七尾城は廃城となりました。
北陸最大級の曲輪群
七尾城は、能登と越中の境にそびえる石動山から北方へ派生する尾根筋を利用して築かれています。その規模は、北陸では最大級で、東西0.8km、南北2.5km、総面積200haにおよび、周辺には出城が点々と築かれていました。
主要部は、本丸、遊佐屋敷、桜馬場、温井屋敷、二の丸、三の丸からなり、それより山麓に至るまで累々と曲輪が築かれています。
主要部の石垣は、前田利家(まえだとしいえ)による改修時に導入されたものだと考えられています。また、山麓には惣構の堀も設けられていました。
アクセス
住所 |
石川県七尾市古屋敷町タ8-1 |
アクセス |
・JR七尾線 七尾駅からバスで「城山の里」下車、徒歩約60分。 |
関連・参考
<関連サイト>史跡七尾城跡/七尾市
<参考文献>「徹底図解 日本の城」 著者/中井均 発行/新星出版社
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