宇和島城（うわじまじょう）

伊達100万石の居城

織豊時代、伊予の拠点・松前城の支城として築かれたのが板島丸串城でした。
藤堂高虎（とうどうたかとら）が南予に入部するとその拠点城郭として大改修を施し、名も宇和島城と改められました。1614年（慶長19年）に伊達政宗（だてまさむね）の長子・伊達秀宗（だてひでむね）の就封後は伊達氏9代10万石の居城となりました。
その縄張は藤堂高虎（とうどうたかとら）によるもので、城山に本丸をはじめ藤兵衛丸など８つの曲輪を配し、２基の櫓と８つの門が構えられていました。山麓には海に面して五角形の総郭が巡り、９基の櫓と６つの門が構えられていました。 

みどころ

• 城跡は国史跡に指定されています。天守は残存12天守の一つです。三重三階で、唐破風造りの玄関がつき、天守台には犬走りが回っています。
• 搦手にあたる上り立ち門が現存しています。
• 藩主の居館である御濱御殿には天赦園と呼ばれる庭園が残ります。

アクセス

関連・参考

＜関連サイト＞宇和島城 – うわじま観光ガイド

＜参考文献＞「徹底図解　日本の城」　著者/中井均　発行/新星出版社