別名 | 福山城 |
地方 | 北海道地方 |
所在地 | 北海道松前郡松前町 |
旧国名 | 蝦夷 |
天守 | 外観復元天守 |
築城時代 | 江戸時代 |
築城年 | 1850年 (嘉永3年) |
築城者 | 松前崇広 |
城タイプ | 平山城 |
備考 | 日本100名城 |
砲台を備えた幕末に築かれた城郭
蝦夷唯一の藩であった松前藩は1849年(嘉永2年)に城主格大名となり、それにともなって築かれたのが松前城です。
縄張は高崎藩の軍学者の市川一学(いちかわいちがく)が行いました。
その特徴は、津軽海峡に面して三の丸に配置された7基の砲台です。
さらに城の前面は軍学に基づき、横矢がかかるように塁線のいたるところで屈曲をもたせています。
また、城門には複雑な枡形を導入しています。
まさに江戸軍学の集大成として実際に築かれた城でした。
なお、城名は福山城(ふくやまじょう)が正しいものです。
みどころ
- 城跡は松前氏城跡として国史跡にしていされています。
- 本丸御門は切妻造りの櫓門で、背面には二階がなく、屋根が直接一階に葺き下されています。
- 天守台や本丸御門の石垣は亀甲積みとなっています。石垣に残る弾痕は1868年(明治元年)の旧幕府軍との戦いによるものです。
- 本丸御殿玄関が残されています。
アクセス
住所 |
北海道松前郡松前町字松城144 |
アクセス |
・函館空港から車で約2時間10分 ・JR函館駅から車で約2時間 |
関連・参考
<関連サイト>松前城|北海道観光公式サイト GoodDay北海道
<参考文献>「徹底図解 日本の城」 著者/中井均 発行/新星出版社
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